【誰でも出来る!】小説を書く前に確認するだけでヨシ!と出来るたった一つのルール

地球の夜明け その他
夜明けだ!

 ドーモ、皆=サン。
 波乗りとびーです。

 皆さんは執筆三昧、楽しんでおられますか?
 私は最近サボり気味ですw

 いい加減落ち着いてきたので、もうひと踏ん張りしようかと企んでおります。

 それはさておき。
 小説を書くのにあたって、”これやっとけばとりまイケる!”っていうルールが一つ存在します。

 それは何か?

 面白いストーリー?
 魅力的な設定?
 
 否、それも大事ではありますが。

 畢竟、重要なのは唯一つ。

「文章のルールを守る」

 ただ、それだけです。

 ねっ、簡単でしょう?

文章のルールとは?

 文章のルールとか大層な事の様に見えますが、実際の所は

 作文を書く時のルール

 の事です。

 作文自体は、小学校一年生から習い始めます。
(小説は小学生以上であれば、氏ぬまで書けるということですw)

 識字率不明を誇る我ら日ノ本の民ならば、誰でも知っている……はず。
(無意味なんで調査自体がされてないらしいです。実際は限りなく100%に近いようです)

 とはいえ、何分幼少のみぎりでの事ですから

「もももも勿論知っとるがな!(目泳ぎ)」

 と、挙動不審になってしまう人もいらっしゃるかと思われます。

 大昔の事ですからね、忘れててもちかたないね。

 ですので、復習も兼ねて、解説していきます。

文章の先頭は一文字あける

 書き始めの一文は一文字分空けます。

 所謂「段落」というやっこですわ。

 小学生のみぎりにて、国語の授業中、先生から400字詰めの原稿用紙を手渡された時、いの一番に言われる事です。

 こんな感じで。

先生「……何故うぬはいきなり文を書き始める!?」

sadキッズ「作文してるからいいじゃないですか」

先生「ギチギチに書き散らかしちまったら訳分かんなくなっちまうだろうが!」

sadキッズ「そんなの知りません。僕が分かるならいいじゃないですか」


先生「それだと意味ねーだろうが! 文章ってのは読む人に分かって貰う為のものだ! うぬだけ理解できても意味ねーだろうが! そういうのは何かのログインIDとかパスワードだけにしろ!」

sadキッズ「ごめんなさい。読んでもらう人に分かるようにします><」

 これは作文のルールではありますが、web小説上に於いても基本であります。

 たまーに一文字開けるどころか、ギッチギチに書き殴られたお話があったりしますが、とてもじゃないが読めたもんじゃないです。

 意識高いハードカバー小説とかだと一頁中の上下に分かれてみっちり文章が詰まったりしてますけど、そんなん読むの滅茶苦茶疲れるでしょう。

 それでも最後まで読んでもらえるのは、名の知れた著者が著したのち出版社がプロモーション及び製本販売したものを、お金を払って手に入れた本だからです。

 全くのド素人の、それもタダで幾らでも読めるような投稿小説だと、一目みただけで容赦なくブラウザバックされてしまうでしょう。
(とはいっても1PVは回るでしょうけど)

 そうならない為にも、先頭の一文字をあけて書き始めが分かるようにしておきましょう。

カギかっこ内でセリフの最後は「。」をつけない

 人物が発言している事を現す「」(かぎ括弧)。

 これ憑けるだけで「ああ、誰ぞ喋ってんねんな」って分かる位便利な記号です。

 しかし、この便利な記号にもルールがあります。

 これで囲ってるからエエやろ(鼻ホジー)みたく、てきとーな感じで文章をぶち込むとおかしな事になります。

 「。」は確かに文章の終わりを示す記号ではあります。

 ですが、閉じ括弧の前には句読点を打たないというルールがあるので、「。」を憑けるのは間違いです。

 縦書きの原稿用紙の使い方として、同一のマスに句読点と閉じ括弧を書け、みたいな教え方もあるようですが。

 基本は必要ないです。

 だってそういうルールですから。

 普段目にする記事なんかは、必ずこれに準拠している筈です。

 故に、不要な句読点を目にすると、無意識の内に違和感を感じ、読み手のストレスとなるのです。

 はっきし言うと、「キモい」の一言につきます。

 折角頑張って書いた文を気持ち悪がられたら、絶望のどん底に叩き落とされる事が必定です。

 そうならない為にも、かぎ括弧の使い方は間違えないようにしましょう。
 

「!」や「?」とかの記号の後ろは一文字あける

 「!」とか「?」……。

 所謂「感嘆符」及び「疑問符」というやっこです。

 別の言い方だと「エクスクラメーションマーク」、「クエスチョンマーク」ですな。

 こやつらは唯の一文字で吃驚したり勢いを表現したり、または疑問やら不安を描写できたりと、モノスゲー有能です。

 それゆえについつい使ってしまいがちですが、こやつらの使用にもルールがあります。

 それは、使ったら一文字空けるという事です。

 何故か?

 そういうルールだからです。

 こいつらは確かに便利な奴らではありますが、「、」の働きはしません。

 故に、ギチギチに書くとキモくなります。

「ハゲ!串カツ!五平餅!」

 と書いちゃうと、意味はまぁ、罵倒しとるんやろなとは理解できますが、キモいです。

「ハゲ! 串カツ! 五平餅!」

 とした方が、読みやすいしどこで切ってるかも分かりやすくなります。

 つまりは、「!」と「?」を付けた文は、言い切って終了してるという事です。

 終了してるのにすぐさま続いたらおかしいですよね?

 だから続けて書くとキモいのです。

(まぁ、続けて書く事で、矢継ぎ早に喋ってる様を表現するってのもアリかとは思います……。が、やっぱりキモいので、そういう文は高確率で読まれずに飛ばされてしまって蛇足となるのは確定的に明らかといえるでしょう)

 ただ例外として、上記にもあるように、かぎ括弧を閉じる前に打つのはおkです。
 
 かつ、閉じる前に限っては一文字開けなくてもおkです。

 少々邪魔くさい連中ですが、使いこなせばこの上なく有能な奴らですので、しっかりルールを守ってあげましょう。

ガン無視するとどうなる?

 ガン無視してテキトーに書きなぐると以下の効果が得られます。

1.見た目が兎に角やかましい。
2.読み辛杉内で内容が頭に入ってこない。
3.目にした相手を秒でブラウザバックさせる。

 読ませる気が無いならこの上ない威力を発揮するでしょう。

 試しに私が書いた中で一番マシなお話である「ぬこのリラクゼーション」の冒頭文でガン無視例を示してみます。

 まず、原文から。

 おんぼろアパルトメントの一室にて。

 大き目の三毛ぬこが毛玉になって寝ている。

 時刻は21時。

 夜も更けて部屋は静まり返り、時計の針が刻む音だけが響く。

 このぬこの名はミケーレネス。

 まだこぬこであった頃、近所にある社の近くで雨に打たれて泣いている時、不覚をとってカラスにやられ後ろ足を怪我してしまったが、この部屋の主に救われた。

 家主の甲斐甲斐しい世話の結果、約一年半の後、体重5キロ前後にでっかく成長したミケーレネスは、我が物顔でのさばるカラス共を片っ端から血祭にあげた。

 仕舞にはカラス達が徒党を組んで復讐に来たが、ことごとく返り討ちにし、最後に羽を折られて命乞いをするボスガラスを見せしめに散々痛めつけてから討ち取った。

 それを見て木っ端カラスらは蜘蛛の子を散らすように逃亡し、この近辺に現れる事は無くなった。

 以来、近所のぬこ達からボスとよばれ、慕われている。

 そんな女傑といってもよい彼女であっても、空腹には勝てぬ。

 我慢して無理矢理寝ていると、自慢の耳が聞き覚えのある足音を捕らえた。

 ミケーレネスはぴくりと耳を動かした後、すばやく起き上がるや、ドアの前に三つ指をついて、シャキーン! と陣取った。

 文章が一塊づつ、空白をいれて書いてますのでまだ読めると思います。
(内容から目をそらしつつ)

 で、こいつをギチギチに書きなぐると……?

おんぼろアパルトメントの一室にて。大き目の三毛ぬこが毛玉になって寝ている。時刻は21時。夜も更けて部屋は静まり返り、時計の針が刻む音だけが響く。このぬこの名はミケーレネス。まだこぬこであった頃、近所にある社の近くで雨に打たれて泣いている時、不覚をとってカラスにやられ後ろ足を怪我してしまったが、この部屋の主に救われた。家主の甲斐甲斐しい世話の結果、約一年半の後、体重5キロ前後にでっかく成長したミケーレネスは、我が物顔でのさばるカラス共を片っ端から血祭にあげた。仕舞にはカラス達が徒党を組んで復讐に来たが、ことごとく返り討ちにし、最後に羽を折られて命乞いをするボスガラスを見せしめに散々痛めつけてから討ち取った。それを見て木っ端カラスらは蜘蛛の子を散らすように逃亡し、この近辺に現れる事は無くなった。以来、近所のぬこ達からボスとよばれ、慕われている。そんな女傑といってもよい彼女であっても、空腹には勝てぬ。我慢して無理矢理寝ていると、自慢の耳が聞き覚えのある足音を捕らえた。ミケーレネスはぴくりと耳を動かした後、すばやく起き上がるや、ドアの前に三つ指をついて、シャキーン!と陣取った。

 ンンッ……!

 なんじゃあこりゃあ!
 新聞でもここまで酷くないわ!

 ってなりますわな。

 これを見ている貴方も、おそらく見た瞬間読まなかったのではないでしょうか?

 つまりはまぁ、そういう事です。

 こんなん読めるかボゲェッ! です。

まとめ

 読んでほしかったらルールを守りましょう。

 もうただただ、それだけです。

 社会人的に言うと、作文のルールは所謂「作業標準」ですな。

 決められたルールを守らずに

「平気、平気!」
「何か知らんけど、動いてるからまぁヨシ!」
「押せばわかるさ!」

 とかやってたら猫案件になるのは当然ですよね。

 文章でも同じことなのです。

 要望(伝えたい事)を満たした成果物という事ですわな。

 仕事でそんなことやらかしたらクライアントからクレームになるのは火を見るより確定的に明らか。

 それがたった一つ、作文のルールを守るだけで回避できます。

 コストパフォーマンス高スギィ!

 という訳で、大事な事なのでもう一回。

 読んでほしかったらルールを守りましょう。

 今回はここまで。

 では、さらば!

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