🩵ノービス救済!ストーリー四大要素でアイディアを楽々生産しよう
ドーモ、皆=サン。波乗りとびーです。
この場末の記事に辿り着いたということは――
作戦をいろいろやろうぜにキメた後、とりあえず色々やって“石化”は解けた。
手が動くようになり、文字を書く事に抵抗は無くなった。
だが……それでも書くことがない。
そんな状況にお悩みではないでしょうか?
大丈夫だ、問題ない。
そんな創作ノービスのあなたに朗報です。
「アイディアは湧かせるものではなく、構築するもの」という発想。
物語は、たった四つの要素――
主人公・悪役・発端・結末――さえあれば成立します。
今回は、この四大要素を使って“アイディアを機械的に生み出す方法”を、
あなたの脳をストーリーメーカー化する勢いで解説します。
ただ、記事を書いてる内にアホみたいにクソ長くなってしまいまして……。
「こんなダラダラ長いモン読めるかボゲェッ!(# ゚Д゚)」
って言われる事が確定的に明らかな規模だったので、
「だったら分割すればいいだろ!」
という感じで、思い切って四分割しました。
今回はその第一回、「四大要素とは?」です。
よかったら、見てください!
🧭 手は動くが、アイディアが出ないあなたへ
ノートもアカウントも用意した。
文字を打つ指も準備万端。
筆を取った動機は様々あるかと思われますが、
とにかく「自分もヤッて♂みたい!」と行動に移した時点で、それはすでに偉業です。
しかしながら――
「ヨシ! 己がワークスペースが遂に開設したッ!
web小説界隈の新たなるレジェンドの始まりじゃあ!(*´Д`)」
と意気込んで画面に向かったその瞬間ッ!
頭の中にあった着想が一瞬で雲散霧消。
ワクワクが押し寄せてくるほどの素晴らしいアイディアもまた、
まるでガンダーラを求めて旅立った者たちの如く行方不明に。
結果、真っ白な編集画面を前に頭を抱える。
「一体何から書いたらエエんや……(;´д`)」
こんな愚痴をこぼして自己嫌悪に陥ってしまう。
しまいには、
「やっぱ己なんぞに小説は無理やったんか……(´;ω;`)」
なんて呟いてしまったこともあるのではないでしょうか?
大丈夫だ、問題ない。
それはノービスなら誰にでも起こる現象です。
あなたは悪くない。
「才能がない」とか「向いてない」と嘆く必要はありません。
なぜなら、原因は発想力の欠如でも、才能の問題でもないからです。
それは、
どこから考え始めればいいのか分からなくなって、思考が迷子になっているだけ。
そして、その迷いを解消するための地図こそ――
ストーリー四大要素(主人公/悪役/発端/結末)
です。
1️⃣ ストーリー四大要素とは(だれ/なにと/なにが/どうなる)
「ちんたらやってんじゃあねーぞッ! さっさと教えやがれッ!(# ゚Д゚)」
というせっかちなヘッズもいらっしゃる事でしょう。
へっへっへ、そうカッカしなさんなw
これからやろうとしてる事(=執筆)は、一流の物書きたちでも常に悩み続けてることなんですよ。
片や、我らは名乗っただけのノービス。
無策で突っ込んだならば、棺桶行きです(=正体不明の怪文書が生成される現象の暗喩)。
ですが――攻略法がまったく無いわけじゃない。
というわけで、ここからが本題です。
目を皿のようにして読み込み、しっかり頭に叩き込みましょうw
ノービスを石化させる最大の敵。
それは「どこから考えるか」という一点に尽きます。
「いや、そんな単純な話じゃねーだろ!」
「世界観とか、設定の深掘りとか、他にも色々あるだろう?」
……等と思われるヘッズも居るかもしれません。
が、必要なモノ♂は本当にこれ一個です。ホントだよ?
では、Docker(どっか)ら考えたらエエのか?
まず必要なのは、“物語が動くための最低限の骨格”です。
この骨格を構築するために、古今東西あらゆる作家たちが無意識に使っている基本原則があります。
それが――
ストーリー四大要素です。
どんな物語も、この4つの問いで構成できます。
| 要素 | 機能 | 質問で言い換えると | 
|---|---|---|
| 主人公 | 行動の中心 | だれが動く? | 
| 悪役 | 対立・阻害の軸 | 何(誰)と戦う? | 
| 発端 | 動機づけ・問題提起 | 何が起きた? | 
| 結末 | 解決・変化の提示 | どうなった? | 
“だれ”が、“なにと”、“なにが起きて”、“どうなる”――
この4つをひとまとめに考えるだけでッ!
どんな長編も、どんなショートショートも物語として動き出すのです。
→ 要するに、要素は少なく、効果は大きく。
「これはただのストーリーの核じゃ……」
見ての通り、超シンプルですね。
「嘘をつけッ! これだけでテイルズが出来る訳ねーだろッ! タコ!」
って思われるかもしれません。
けれど、この「シンプルさ」こそが最大の武器。
“だれ”が、“なにと”、“なにが起きて”、“どうなる”――
この4つをひとまとめに考えるだけでッ!
どんな長編も、どんなショートショートも物語として動き出すのです。
ねッ、簡単でしょう?
紙の上に四角を描き、各マスを埋めてみてください。
それはもう、あなた専用のアイディア生成装置です。
「そんな簡単に行くわけないだろ!ふかしてんじゃあねーぞッ!」と思った方。
実は、それで合ってます。
“簡単そうに見えるのに、実際に手を動かすと想像以上に面白くなる”のが、この四大要素の凄ぇところです。
試しに、あなたの好きな作品を思い浮かべてみてください。
名作も駄作も関係なく、ほぼ全てがこの四つで整理できます。
とはいえ――
「んな事急に言われても知るかッ! うろ覚えで思い出せねぇよッ!」
というせっかちなヘッズもいらっしゃるかと思われますので、
良く分かる例を挙げさせていただきます。
- 『桃太郎』なら
→ 主人公=桃太郎、悪役=鬼、発端=鬼が村を荒らす、結末=鬼を退治して宝を持ち帰る。 - 『赤ずきん』なら
→ 主人公=赤ずきん、悪役=オオカミ、発端=おつかいで森へ行く、結末=助けられて帰還。 - 『浦島太郎』なら
→ 主人公=浦島太郎、悪役=時間(運命)、発端=亀を助ける、結末=玉手箱を開けて老いる。 - 『ロミオとジュリエット』なら
→ 主人公=ロミオ、悪役=両家の確執、発端=禁断の恋に落ちる、結末=二人の死が和解をもたらす。 
どうでしょう。
どの物語も、構造的にはまったく同じだと分かりますね。
「主人公が動き、悪役(=障害)が阻み、発端があり、結末がある。」
この四本柱さえ揃えば、どんな時代・文化でも“物語”になるのです。
「つまり――どういうことだってばよ?」
という疑問にはこう答えられます。
「桃太郎と赤ずきんとロミオの構造は同じ」
ということだってばよ。
実際に違うのは、舞台や小道具、台詞のトーンだけ。
そう考えると、少し書けそうな気がしてきませんか?
「いや、そうは言われてもよォ~……。急に要素が『四つ』も出てきたら、逆に分かりづらくなっちまうんじゃあねーか?」
と思われますか?
大丈夫だ、問題ない。
必要な部分にご自身のモノ♂を咥え挿れれば、それはもう貴方だけのテイルズとなります。
四つの要素で四角を描き、各マスを埋めるだけでッ!
あなたの物語は勢いよくドゥンドゥン動き始めるのです。
如何だったでしょうか。
ストーリーとは四つの要素から成り勃っていた!
これが分かった所で次は「主人公」と「悪役」を決めます。
次回:🩵ノービス救済!ストーリー四大要素でアイディアを楽々生産しよう(第二回:主人公と悪役の設計)
でお会いしましょう。
サラダバー!
 


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